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明るい会話や優しい心を詰めこんだバスケット
FDA認定校 川崎フラワー教室 主宰
川崎 君子さん(静岡県湖西市)
4月21日、イーライリリーさんの依頼で、パーキンソンの方々のアレンジメントの講習を頼まれ、最初は軽い気持ちでいつもの講習会の様なレッスン内容でと考え、何のとまどいもなしにOK!!
4月に入り、イーライリリーさんの担当の方と打ち合わせに入りました。そこからです、私の“アラ、何かが違うかな?”と思い、私なりにパーキンソンとたたかっている患者さんの気持ち、花の色、花の香り、アレンジの方法、お話、等々・・・。私なりに明るく、楽しく、いつもの私でいいかな?これで決まり!!
当日がやってきました。私はバスケットにSPバラ、SPカーネーション、デルフィニュウム、カスミソウ、麦等を詰めて、リボンを結び、バスケットのふたにかわいいぬいぐるみのクマさんをつけて会場へ出かけました。
講習が始まり、はじめは口数も少なく、手もあまり動かさなかった人も、バスケットの中にお花が入ってくるにつれ、「この花ここでいいの?」とか「この色とこの色じゃへん?」とか「お花を短く切るのはもったいない。」などワイワイ。「お花は短くするとそれだけ水あげが良く、長持ちして花も喜んでくれるのよ。」とか、「お花の色は自分の好みのピンク系、イエロー系、そろえても良いし、アンバランスにいろいろ混ぜ合わせた配色でもかまわないよ。」と患者さんとの楽しいやりとりが行きかいます。
ご夫婦で講習にいらした方、娘さんやお嫁さんと一緒にみえた方、患者さん同士がお友達で一人一人でみえた方、それぞれの方々が皆で出来る所を助け合い、
手が不自由で右手が使えない人も、ハサミで花を切ることができないとは言わず、「花、おさえててね、切るから。」と左手でハサミを持ち、自分で切ってバスケットの中へ挿していきます。ある参加者は「手が震えるのに、こんなに小さく花が切れるわけないじゃん。」とか机の上の道具が下に落ちるたびに「もういや。」とご主人にきつい言葉で言っていました。私も気にしながら講習を進めていましたが、そのご主人は一言も声を荒立てず、優しく「この花を持っているから、ここを切るといいよ。」とか「じょうずに出来たね。きれいだね。」とずーっと笑みを浮かべていました。 最後に私はその奥様の「私でも出来た!出来た!よかった、よかった。」という言葉が口から出た時、思わずご主人様に「ご苦労様でした。」と声をかけ、奥様にも「よかったね。きれいに出来てるよ。二人の家に飾ってね。」と思わず拍手をしてしまいました。この老夫婦に私も教えられることがあった様に思います。 患者さんとの明るい会話、そして皆様との助け合い、それらを全て一人一人のバスケットの中に詰め込み、自分の作品は自分の手でさげて持って帰って行かれました。そして、片方の手で私に手まで振って・・・・・。 また、お会い出来ることを約束し・・・・・。楽しい1時間ありがとうございました。
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