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お花を通じてのふれあい
FDA認定校 やまぐち花教室 主宰
山口 ゆかりさん(福岡県三池郡)
私がお花と関わり始めてもう、15年以上になります。はじめは何となく始めた生け花、そしてアレンジにのめり込み、生徒さんに教え始めてはや7年になりました。英語の先生を目指して勉強していたはずなのにいつの間にかお花の先生になってしまいました。そしてフラワーデコレーター協会との出会いはパーキンソン患者さんとの出会いを頂きました。
今回で3回目の講習会でした、一番最初に担当させて頂いた長崎北病院さんで、また講習会を担当させていただけると聞いてわくわくしながら準備をはじめました。日程が暑い夏でしたので、貝殻やドライのホオズキを使ったドライフラワーアレンジに決めました。前回講習会で訪れた時は11月で、プリザーブドフラワーとドライフラワーを使ったキャンドルアレンジを緊張しながら教えた事や講習会の後に皆さん一人ひとり御礼の言葉を書いていただいたお手紙をもらった事を思い出しながら、長崎へと向かいました。
病院では師長さんも変わっておられず、なつかしくて思わず「ご無沙汰しております、お久しぶりです。」
と挨拶してしまいました。前回参加された患者さんで今回参加される方がいらっしゃるとの事で「大変たのしみにしておられますよ」とイーライリリーの担当の方からのお話も頂いておりましたので、あまり緊張することなく準備が進みました。
いつもそうですが、最初は患者さんも緊張して会場に入っ
て来られます。今回は外来の患者さん対象という事でお母様の為にお仕事を休まれてお嬢様がつきそわれたり、ご主人に奥様が付いていたり、家族の方のつきそいが何組かありました。作品が出来上がるにつれて皆さん笑顔が増えてきました。最初の講習会の時は「ハサミは使えるだろうか、小さい作業はどこまでできるだろうか」と心配していましたが、回を重ねる毎に普通に生徒さんに教えるように考えればいいんだと思いました。ただいつもよりゆっくりのペースで、大きな声で話すように気をつけながら、貝殻で海を思い出してもらったり、ホオズキで夏を感じてもらいながら進めていきました。そしてそれぞれの夏のアレンジが出来上がりました。「あなたのはきれいに出来てる〜。いやいやあなたの方がここがきれいに出来ている。」とか、玄関に飾ろう、一番見えるテレビの上がいいかなと嬉しそうにお家に帰ってからの飾る場所に患者さん同士の会話が弾みます。そして大事そうに持ち帰っていらっしゃいました。
お花を教えていていつも思うのですが、作品が出来上がって、嬉しそうな生徒さんの笑顔が一番私も嬉しい瞬間です。お花にふれている時、眉の間にしわを寄せる方はいらっしゃいません。皆さん笑顔です。この生徒さんの笑顔とお花からもらうパワーを楽しみにこれからもお花と触れ合っていきたいと思います。そしてまたどこかの病院でパーキンソン患者さんたちとお会いできるのを楽しみにしています。
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