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お花と向き合う楽しさが安らぎとパワーになれば

FDA本部講師 倉田 和美

 猛暑の毎日が続いた今年の夏のある日、山梨県でパーキンソン病の患者さん方への講習会を実施することが決まりました。既に、日本イーライリリー株式会社とのタイアップ活動として、全国あちこちで実施されていますが、個人的には初の活動となりました。

 実際の準備段階に入りまず考えたことは、やはりこの病気の概要でしたが、講習会の対象になる方の特性を知ることは、どんな講習会でも同じだと思います。開催場所が南アルプス市と甲府の2ケ所と伺い、直接の担当となる日本イーライリリー株式会社医薬品営業マーケティング部門の岡部さんとは、ほんとうに何度もメールを使って打ち合わせをさせていただきました。当日までお目にかかることもなく過ぎてしまいましたが、既に何度もお目にかかった方のように感じて、心強い限りでした。打ち合わせの中では、どのくらいの年齢層の方が多い病か、どんな症状の方が多いのか、実際問題としてハサミを使っていただくことはできるのか等いろいろ「現場の知識」も教えていただきました。またネットで自分なりに予備知識を多少インプットしたりもしました。但し、今まで全国で実施された先生方のレポートを華輪で拝見すると「案ずるより生むが易し」という感触もあり、花材を決める際は「折れにくく挿しやすい花」、「親しみやすい花」ということだけを配慮しました。

 高齢の方が多い、季節は秋10月ということで、オレンジ・黄・赤を基調に「ふるさとの秋」をテーマにレッスン内容を決定しました。10月初めの講習会ではありましたが、おもちゃかぼちゃも入手して、唐辛子や稲、ユーカリ、リンドウ、スプレーカーネーション、ワックスフラワー、鶏頭を使用しました。1日目はのどかな日和の中、南アルプス市の童謡「ふるさと」が似合いそうな町の会館を会場に6名の方が参加されました。2日目は『全国パーキンソン病友の会山梨県支部の集い』ということで、雨にも係わらず、予定よりは少な目だったと伺いましたが、それでも甲府市内のホテルの会場に20名以上の方が参加してくださいました。友の会の川手会長の開会挨拶の中で「昔、武田信玄(?)は、花を1輪鎧に飾って戦に行った」というエピソードを交えたお話は、私たち花に係わる者にはたいへんうれしいお話でした。また、野嶋事務局長の花の癒し効果やリハビリ効果のお話を通じて、この講習会をとても楽しみにしていてくださったお気持ちが伝わってきて、あらためて責任の重さを感じることにもなりました。どちらの会場も、背中を押されるように参加した方もいらしたと思いますが、心細そうにスタートした患者さんやご家族も、ヘルパーさんや日本イーライリリーのスタッフのお手伝いも受けて、徐々に出来上がってくるにつれて「これでいいかしら?」「センスないのかなー」「次はどうするの?」などの会話が聞こえるようになり、最後は「やっぱりお花はいいわよね」、「またぜひやりたい」、「楽しいわねー」、「こんな風に稲を使うこともできるんだねー」、「どこに飾ろうか?」などの会話に変わってきていました。ご家族の方々も、思いの他?ご自分の作品製作に熱中していただけたようです。特に印象的だった出来事は、始めはハサミを使うこともおぼつかずにいた方が、最後には力強く茎をカットしていたことです!介助の方も「できるじゃない!」と大変驚かれたようで、喜んでいらっしゃいました。

 短い時間ではありましたが「自分の作品」を作り上げた皆さんには、楽しい思い出と一つの自信を感じていただく一助になっていれば大変うれしいと思っています。また、改めて健康の大切さ、花に係わる仕事の喜びを感じることになりました。今後もFDAのこのような活動がますます全国的に波及していくことを願っています。日本イーライリリ−株式会社のスタッフの皆さんには大変お世話になりました。またどこかでごいっしょできる場があることを楽しみにしております。

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