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パーキンソン病患者さんのためのフラワーアレンジメント

米国インディアナ州に本社を置く、製薬企業イーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人である日本イーライリリー(株)はパーキンソン病、内分泌系、中枢神経系、ガンの領域における治療法を提供している企業です。

イーライリリーさんは治療法の提供とは別にパーキンソン病の患者さんを対象にして、フラワーアレンジメントの講習を行うことが、一つのリハビリや癒しになればという考えをお持ちで、FDAに是非講師の紹介をしてもらいたいというお話しがありました。FDAとしては医療の現場で花を通してお役にたてる事ができればという協会の基本的考えから、積極的に協力していきたいと考えております。福祉や医療の現場で、花の持つエネルギーや手を動かすことによる喜びが生まれるのであれば、こんな素晴らしいことはないと思います。

パーキンソン病患者さんを対象とした「Lilly 花くらぶ」を始めて

日本イーライリリー株式会社
広報室 石川 貴枝子さん

「Lilly花くらぶ」は、パーキンソン病患者さんやご家族の方にフラワーアレンジメントを体験していただくプログラムです。フラワーアレンジメントを通して、患者さんの生活の質(QOL)が向上することを願いながら、このプログラムはスタートしました。去年のクリスマスに初めて開催し、このたびフラワーデコレーター協会さんの協力を得て、来年の前半までに全国約40ヵ所で行うことが可能となりました。

パーキンソン病は、残念ながら現在のところ、完全に治すことができない病気です。しかし、この病気は、適切な治療や病気との付き合い方によって、より快適な生活ができるようになります。病気と上手く付き合うためには、趣味などを見つけ、なるべく外に出て生活を楽しむことが大切です。それが、薬の治療とは別に必要な、リハビリテーションにもつながります。しかし、手足がふるえ、動くこともスムーズに出来ない患者さんにとって、新しい趣味を始めたり、外出することは容易ではありません。

そんな中「新しい趣味を見つけ、外に出るきっかけをつくるお手伝いがしたい」という想いから、始めたのが「Lilly花くらぶ」でした。主に50歳以降に発症するパーキンソン病の患者さんには高齢者の方が多く、フラワーアレンジメントは、若い人向きのような気がして、なかなか始める機会がなかったもののひとつだったようです。しかし、目新しいものだからこそ、始める意欲や興味を持っていただき、毎回、みなさんがアレンジを完成させ、笑顔と共にご自分の作品を持ち帰ってくださっています。そこには、患者さんだけでなく、付き添いで来られたご家族の喜ぶ姿もあります

パーキンソン病は慢性の病気です。長い期間、共に生きていかなければなりません。それは、患者さんだけでなく、ご家族も一緒です。この企画によって教えられたことは、フラワーアレンジメントを待ってくださっていたのは、患者さんより、むしろご家族の方だったのかもしれないということです。薬の治療や病院でのリハビリは、孤独な作業です。周りの方が助けたくても、出来ないというお話をよくお聞きします。そんな中、「Lilly花くらぶ」に参加した患者さんやご家族から「これは、明るく楽しいリハビリになります。これからも続けていきますね」という感想を寄せてくれます。フラワーアレンジメントに出会って、新しいリハビリの形、癒しの方法を見いだしてくださった方は、多いのではないでしょうか。

そうであれば、この企画の担当者としてこんなにうれしいことはありません。この企画が継続的に、また全国的に開催できるのも、フラワーデコレーター協会さんのおかげです。この場をお借りして、簡単ではありますが、感謝申し上げたいと思います。ご協力ありがとうございました。またこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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