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7/23に錦町ブンカイサン・食べられるミュージアム「風土はfoodから」にて、『アレコレプロジェクト』の一環で店内にお花を添えさせていただきました☆

装飾は2016年秋の「有田焼創業400年&新政&ボー・ペイサージュイベント」でも担当していただいたch:farm(チャーム)のMannaさんに今回もお願いしました。

アレコレプロジェクト
アレコレプロジェクト

錦町ブンカイサン『風土はfoodから』は地域の食文化やそこに暮らす人の情熱を編集し、五感でまるごと味わえる、食堂型ミュージアム。
再開発が見込まれた古いビルをリノベーションで生まれ変わらせたこの店舗の内装は、使い手により空間を自由に増減築するなど、使い方を書き換え、分解と創造を繰り返すことが想定されており、オープンしたてのこの日はまだまだ粗削感のある簡素さがあり、どのように花を添えていくか少々悩まれましたが、この空間に違和感が生じないよう気遣いました。

  
当日の朝、市場に花材の買い出しに。おなじみの「自由が丘フラワーズ」でもお買い物してまいりました。
どのようなものを作るかは決めてましたが、連日の猛暑でお花の流通具合が見通しづらかったこともあり、詳細は当日売られているお花を見て決めることに。
この日は各地で最高気温の記録を塗り替える酷暑で、現場までのお花の運搬にも気を使いました。
現場に到着後、さっそくアレンジメントから制作。

  
元々置かれていた流木と酒瓶もそのままディスプレイするように配置。
あえて左右の花材配分を大きく違えて活け、見る角度により異なったイメージに。

アレコレプロジェクト

店内には1階の飲食店スペースと2階に企画展示スペースがあり、その1階と2階をつなぐ階段の手すりにはそれぞれ花材が異なるスワッグを飾り付けました。
2階は企画展示として「あたらしい寒天」の展示中。
寒天はゼリー状の食品ですが、原料はテングサの煮汁を凍結・乾燥したもの。
飾り付けたスワッグは生花で作ってありますが、寒天にならい、そのまま乾燥し長く楽しめるオブジェとなることを期待して作られています。

  
その階段上部、少し暗めのデッドスペースにはアーティフィシャルフラワーの飾り付けで華やかに。他、カウンターの上や棚の上、化粧室などにも少しずつ装飾。 秋田県の新政酒造のボトルや、新政と陶芸家 田村一さんとのコラボ商品「ユリイカ」の酒器“蝦夷蕾”を贅沢にも花器に使わせていただきました。

  
  
  
開店初日で人の出入りが多く忙しい中、ご協力いただいたスタッフの皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。

錦町ブンカイサン『風土はfoodから』って?

神田錦町に、人と事業と文化がそだつビルとして開業した「錦町ブンカイサン」。その1階と2階にオープンした『風土はfoodから』は「食堂自体がミュージアム」とし、1階は”常設展”として世界各地のおばあちゃんの料理をその文化とともに味わえる、オープンキッチンを囲むおばんざいバル、2階が”特別展”として、季節・期間ごとに、様々な地域の食文化を展示するギャラリースペースという食堂。
ここの店員は文化を魅せる“学芸員”。多種多様な表現者や、食を通じた事業をこれから立ち上げていきたい挑戦者たちが働く食堂であり、「育つレストラン」として新たな文化が育っていくレストランです。
学びのクリエイティブ集団「ハバタク」と、秋田発の編集チーム「のんびり」など、多岐にわたる分野で活躍するプロフェッショナル集団がコラボレーションして運営することで、ローカルの風土が生んだ文化と美意識に、五感が刺激される施設としてオープン。
「錦町ブンカイサン」のビルは再開発が見込まれた期限付きのビルであり、いずれは解体されるものですが、これまでの歴史を受け止めてきたビル自体に価値を見出し、町や人の文化遺産を受け継ぎ、国内外の地域が交わり合いながら、未来の社会ビジョンを実践する場所として、正に町と人の「手垢のついた新鮮な未来」をつくるプラットフォームとして運営されています。
これから「人」と錦町ブンカイサンという「場所」が、歴史、文化、風土などと出会うことで育っていくこの『風土はfoodから』に皆さんも足を運んでみませんか?

●風土はfoodから http://bunkai-san.jp/fudofood/
●ch:farm facebookページ https://www.facebook.com/chfarm.gift/